ごちゃまぜ浮浪録

新人を脱しつつある肥満薬剤師が薬学部生向けに日頃のあれこれを偉そうに語るブログ

【薬】取り違えの話

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201603/546245.html



薬の取り違え。



それは調剤において最も多いミス…



特に教科書的に例として上がるのは



アマリール

アルマール


だろうな。



俺が間違えた記憶があるのは



今回の記事



ノルバスク



ノルバテックス



片方はよくあるca拮抗薬



片方は乳癌治療薬である



正直ここまで似てると


間違えた!


ってよりもまず


同機序じゃないの?


って思うかもしれない



実際知らない奴がこれをぱっと見ると間違うリスクは高そうだ



製薬企業が共同で声明を出したみたいだけど



これ正直どっちかが名称変更する必要性あるんじゃねーかなーと


大体二文字ならともかく頭三文字一緒でなんで承認通ったんだろうな



現場の事も少しは考えてくれないのだろうか



悪性腫瘍薬とかミスったら割とアウトな側面あるんだし、頭文字に特殊文字入れても良いんじゃないか


C-ノルバテックスとか


C-イリノテカンとか



※cancerのC



商品名でもこれだけど



成分名でも受験生を悩ませるものは多い



俺が特に困ったのが


ミトドリンとリトドリン


ブロモクリプチンとクロルプロマジン


ソマトレリンとソマトスタチン



その他多数…


これらの何が問題かって、名前似てる癖に作用が相反的で問題としては引っ掛けやすいことだ


上二つは確か101回でも出ていたはず




人間はミスするものだから


最初からミスしにくいように設計してくれないとな…


もっとも、現場的に防ぐためには


普段高血圧の患者と分かっていたら


ノルバテックス


がおかしいと気づけるはず


初診でも


今日はどうされましたか



血圧が高いって言われてねえ…



と言う患者にノルバテックスが出ていたら



擬義照会の網にひっかけることができる



右から左に処方箋を受け流す~♪



なんてことをやっていなければ



少なくともこの記事の対処はできると思う…。







どうでもいいが


引越の準備と掃除に追われていた



7年間住んだ家



そりゃもうところどころ汚い



国家試験の勉強してる時は掃除なんてしてる暇無かったから


この部屋足の踏み場がねぇなあとか思ってたけど



7.5畳ってめっちゃ広い。