【薬】かかりつけ薬剤師のハードル、お薬手帳の点数要件
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201604/546386.html
今年より、かかりつけ薬剤師の調剤報酬が新たに制定された。
もっとも、勤務3年以上が最初の前提であるため、若手薬剤師にはあまり関係のない話だが。
これの説明会が施行3日前の3/29にあったものだから現場はたまらなかったようだ。
要はこれ、字面だけみれば患者に対してかかりつけ薬剤師となる一人の薬剤師を指名して管理してもらうことで、よりいっそう服薬管理のバージョンを上げる
また、薬剤師にも一人一人のハードルを設け、より患者のために研鑽する薬剤師を優遇しようという
建前だけ見れば画期的な施策だと思っていた。
が、その説明会でハードルの高さが露呈する。
算定条件として、
地域の行政機関や医療関係団体等が主催する住民への説明会、相談会、研修会等への参加や講演等の実績に加え、学校薬剤師として委嘱を受け、実際に児童・生徒に対する医薬品の適正使用等の講演等の業務を行っている場合が該当する
要は学校薬剤師などの活動を通して(学校薬剤師であることは必須ではない)、講演や活動などにより地域に参画していること
が必要なのである。
すなわち、薬局の中のみで患者のために様々な努力をしていても、他に時間を割いてこれらの活動をしていなければ算定の対象とはならないのだな。
今後まだ算定用件については変わっていくだろうが、、
薬剤師の負担のみが増えて現実は何も変わらない、ということだけは避けて欲しいもんかね。
あと、お薬手帳。
前年度までは持っていくと余計にお金を取られるという算定。
そのおかげでアホなクソアフィに煽動されたサイバーコンドリア共の風評被害がまー酷いこと
一部マスコミは、持っていくと金が取られるから持っていくな!
的なことを仰っていたが
それで重複投与で重症患者が出ても
彼らは何の責任も取らないんだよな。
医療機関は重い責任を背負わなければならないが。
んで、今年からは持っていかない方が
点数が増えることになった
要は薬剤師の薬剤管理に協力してくれる患者を優遇するよってことなんだよな
個人的に
まあ、若者ならいらないかもだが
眼科に内科に整形外科に循環器内科…
みたいに多科受診するようになると
必須に近いことになりそう。
一番気を付けたいのはやっぱ
循環器内科
糖尿外来
相互作用が致命的になりやすいものな。
あとは整形外科と皮膚科
整形外科では大抵の患者に鎮痛薬が出されるけど
多科受診で重複しやすいんだよな
皮膚科は主に抗菌薬において
CYP阻害薬の影響が出やすい…
お薬手帳はなまじその辺の薬歴なんかよりも簡潔に纏まってるから すげー役に立つと思う。